JATAN is a Japanese NGO, committed to the conservation of tropical rainforests and forests all over the world.
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JATAN’s “World Forest White Paper 2012”
昨年は国連が定める「国際森林年」でした。そのためか新聞などのメディアでも「持続可能な森林経営」、「森林認証」といった言葉を目にする機会が増えたような気がします。また一方で、CSR(企業の社会的責任)の一環から森づくりや植林活動を行っている企業は少なくありません。
「森林」が《木々が集まって生育している場所》という謂いにとどまらずに、さまざまに社会的、経済的、政治的な含意を担わされて使われるようになってきました。これはある意味で、《本物》の森林がますます普段の生活からかけ離れた存在になってきたことの証左なのかもしれません。
JATANでは、森から直接的な恩恵を受けている先住民、伐採の脅威にさらされている地域の住民の視点になるべく近づいて「森林」を再定義したいと考えてきました。この小冊子はそうした試みのひとつです。1994年に出版した「世界の森とわたしたち 」から数えて第3版にあたるものですが、上述の意気込みを込めて「森林白書」というタイトルを掲げました。
「森林白書」といえばFAOの「世界森林白書(The State of the World’s Forest)」、林野庁の「森林・林業白書」を連想されると思いますが、JATANの「森林白書」では林産業界や行政とは異なる視点から世界で起こっている森林問題の現況に迫りたいと思っています。みなさんからコメントや情報などをお寄せください。
価格:1,000円
発行年月日:2012年5月25日
企画・編集:熱帯林行動ネットワーク(JATAN)
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※PDFデータ版もご用意しております。
こちらをご希望の方は、JATANのメールアドレス(info@jatan.org)にご連絡ください。