絶滅危惧種の生息地を擁するタスマニアの国立公園予定地が伐採へ ― サイバーアクションにご協力をお願いいたします。
絶滅危惧種の生息地を擁するタスマニアの国立公園予定地が伐採へ
サイバーアクションにご協力をお願いいたします。
JATAN事務局
絶滅危惧種オトメインコ(英名: Swift Parrot)の重要な生息地である、タスマニア南東部に位置するブルニー島内の国立公園予定地が、タ・アン・タスマニアへの木材供給のためにこの6月にも伐採される計画です。オトメインコはオーストラリアの最も絶滅が危惧されている鳥類のひとつで、生き残っているつがいはわずか1000ペアです。
ブルニー島は稀少な鳥の避難場所として世界的に知られています。島の住民たちはサウス・ブルニー・アイランド国立公園の拡大を通して、かけがえのない危惧種鳥類の生息地で起ころうとしている伐採を阻止しようとしてきました。危惧種の鳥の中でもとくにオトメインコはブルニー島の州有林で繁殖と捕食の両方を行っている最も貴重な鳥です。
タスマニア森林協定法案(Tasmanian Forest Agreement legislation)は州の上院において大幅な改訂を加えられたまま下院を通過してしまいました。しかし、新しい法律は保護地にノミネートされている地域の内側でも、42のエリア(クープ: coupe)の伐採を許容しています。
このうちSB040A、SB038A、SB009Aという三つのクープはブルニー島南島の保護予定地内に位置しています。タスマニア森林協定法のスケジュールD(Schedule D)と呼ばれている計画によるものです。タスマニア林業公社(Forestry Tasmania)は6月の第一週目に最初のクープを伐採する予定です。
ブルニー島のような絶滅危惧種の生息地に由来する製品は容認できません。ましてやそれが国立公園への編入が合意されているエリアからのものであればなおさらでしょう。
このような生産由来の木材からつくられた合板製品のほとんどは、日本の建材市場向けです。サイバーアクションを通して日本の主要な顧客企業に対し合板製品を購入しないよう、あなたの声をあげてください。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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詳細についてはFocus on logging of South Bruny Island National Park extensionにアクセスしてください(英語)