熱帯林が減少・劣化している原因は何ですか?
熱帯林地域で行なわれている伐採は、ほとんどが持続可能なものではありません。2006年に国際熱帯木材機関(ITTO)が発表した報告によると、持続可能な森林経営が行われている熱帯林は、全体の5%に過ぎませんでした。一方で、多くの熱帯諸国では違法な伐採が横行しています。言うまでもなく、違法な伐採は管理されたものでも、持続可能なものでもありません。
また、アブラヤシなどのプランテーションや、将来木材や紙原料として利用するために行なわれる産業植林のために、森林が切り開かれることが多く、これらも森林破壊の大きな原因となっています。
森林が脅かされている原因(WRI The Last Frontier Forests )
- 伐採 72%
- 採鉱、道路等 38%
- 農地開発 20%
- 過度な木材採取 14%
- その他 13%