COC取得支援事業【Panasonic NPO サポート ファンド支援事業】
FSC COC認証材の拡大普及に資する収益事業作り
2008年、古紙偽装の問題が大きく取り上げられたことで、紙製品についての環境配慮、その確認手法についても関心が高まり、森林認証材の加工・流通管理を認証するCOC認証が急速に拡大しています。しかし、認証取得には中小の事業体にとっては、高額の申請費用がかかるだけでなく、担当者、関係者は内容を理解し、作業マニュアルの作成、研修の実施などのも大きな負担となっています。海外では、これらを支援・代行するコンサルタント業が存在しますが、日本において、こうしたコンサル業者を探すことは困難な状況にあります。また認証作業を行う認証機関は、規定によりコンサル業務は禁止されており、認証取得に二の足を踏んでいるのが現状でしょう。JATANとしては、森林伐採現場からの様々な情報を基に消費者、企業への提言・情報提供活動を展開し、企業の購入活動の改善を求めており、企業に対してCOC取得を提案する場合、単なるコンサル業ではなく、現場の情報に基づく、質の高いコンサルとしての情報提供も可能と考えています。
JATANでは「FSC COC認証材の拡大普及に資する収益事業作り」プロジェクトを2009年から開始しました。昨年に続き、Panasonic NPO サポート ファンド 【環境】の助成を受けています。
2010年度【Panasonic NPO サポート ファンド】 森林認証材COC認証の人材育成研修とコンサル事業展開手法の検討