タスマニア産ユーカリ合板の調達原料に関して、三井住商建材が回答
【1月31日付のプレスリリースの続報です】
マレーシアの木材企業、タ・アンとタスマニア林業公社とともに事業パートナーを組んでいる三井住商建材に対してJATANをふくむ2団体3個人は、1月17日付で公開質問状を送付し、3社による合弁事業体、タ・アン・タスマニアに供給されている木材由来について質した。
これに対してJATANは1月30日付の同社代表取締役、高光克典氏による回答を受け取った。
「回答」では、「植林木」と「再生林」の違いについて同社自らの認識は示されていない。また、JATANらが求めた、単板の原料供給元となる伐採地情報についても、「伐採への関与」を否定することで回答を避けている。
供給原料の実相を把握していないばかりか、どのような森林からその原料が切り出されているかについても林業公社からの情報を一方的に受け入れているだけで、自らの判断と検証をおこなっていないことが明らかになった。にも関わらず、同社はホームページなどで「持続可能な森林で生育する良質なユーカリ植林木から単板を生産」などと喧伝を続けている。
原料採取のためにオールドグロス林が伐採されていることは、タ・アン・タスマニア自体はこれを認めている。